日本ミツバチと西洋ミツバチの違い。
日本ミツバチと西洋ミツバチでは、
同じミツバチではありますが、品種が違います。
日本蜜蜂は日本の古来からいるミツバチで、
西洋蜜蜂はヨーロッパから入ってきたミツバチだそうです。
日本ミツバチと西洋ミツバチの違いと特徴
日本ミツバチは西洋ミツバチと
比べるとサイズが小さく、
蜂の体にある模様も黒っぽいです。
西洋ミツバチはサイズが少し大きく、
蜂の体にある模様の黄色が鮮やかで色の違いがはっきりしています。

他にも蜂蜜を集めてくる量(採蜜量)も違い、
日本ミツバチよりも西洋ミツバチの方がたくさん蜂蜜が取れます。
また、日本ミツバチは色々な花の蜜を集めてくる(百花蜜)に対し
西洋ミツバチは一ヶ所いい花があれば
そればかりを集めてくるという習性もあるそうです。
日本ミツバチと西洋ミツバチの性格の違い
日本ミツバチは基本的に穏やかで、
分蜂の時や、採蜜の際だけ、
防護服などを着れば大抵刺されることは無いそうです。
手袋をせずに作業している姿もよく見られますね。
また、西洋ミツバチの性格は、
日本ミツバチのそれと比べると、
少し荒いように感じます。
特に、巣箱によって性格が違い、
それは女王の性格だと養蜂家の先輩には言われました。
巣箱を開けて、燻煙機で煙をかけると、
大抵の巣箱は働き蜂は箱の中に戻っていきますが、
気性の荒い巣箱の場合は、煙をかけただけで
働き蜂が飛び出してきて、防護服の顔にバンバンぶつかってくる群もいます。
また、慣れれば羽音で怒っているのかどうかが分かるので、
怒っている郡は素早く内検をしましょう。
ビジネス的に見た日本ミツバチと西洋ミツバチ
現在日本のミツバチは日本ミツバチも西洋ミツバチも減少傾向にあります。
その原因と考察はまた記事に書くとして。
(今度記事を上げ次第リンクを貼りますね)
その事もあって、
国産の蜂蜜の値段も上昇傾向にあります。
日本ミツバチのはちみつは希少で値段も高いのですが、
西洋みつばちと比べると、収穫量が少ないので1郡辺りの
はちみつの収穫量で考えた場合には、西洋ミツバチの方に軍配が上がりそうです。
これは売り先の確保や
情報発信や集客のうまさによっても変わるので、
私の場合はそうであったという話ですのでご参考まで。
また日本ミツバチは、
巣箱の設置場所によってはすぐに逃げていってしまったり、
日本ミツバチを購入できる場所はあまり多くないので、
巣箱を設置して日本ミツバチが分蜂するのを待つ必要があり、
なかなか計画的に養蜂業をやりづらいのかなと感じています。
事実、私も日本ミツバチの巣箱を
2郡貰ってきて設置しましたが、
設置後3日で居なくなってしまいました。(逃げやすく、入りづらい)
それと比べると
西洋ミツバチは管理がしやすく、
飼育ノウハウや道具などが基本的に決まっているので、
ちゃんと学べばやりやすいと考えています。
なのでこのブログでは
私が生産している蜂蜜の生産方法及び
西洋みつばちの飼育、管理方法、採蜜のやり方、
病害虫対策、道具の名称や使い方など
西洋蜜蜂の飼育方法を解説していきますので、
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